卒業生たちの座談会

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IKEN × スポーツインストラクター

医健での経験が将来の仕事の源に

座談会メンバー紹介

  • スポーツインストラクター 赤間 亮介 さん

    株式会社 THINKフィットネス GOLD'S GYM 仙台宮城店 勤務

    赤間 亮介 さん

    2012年 仙台医健専門学校(現:仙台医健・スポーツ専門学校)卒業

  • スポーツインストラクター 田中 美帆 さん

    株式会社コパン 勤務

    田中 美帆 さん

    岐阜県立大垣西高等学校 出身
    2017年 名古屋医健スポーツ専門学校 卒業

  • スポーツインストラクター 福井 優由里 さん

    株式会社グッドウェーブ 勤務

    福井 優由里 さん

    滋賀県立栗東高等学校 出身
    2019年 京都医健専門学校 卒業

  • スポーツインストラクター 日吉 百加 さん

    フリーインストラクター

    日吉 百加 さん

    福岡県立八幡中央高等学校 出身
    2013年 福岡医健・スポーツ専門学校 卒業

  • YUKIKO 先生

    YUKIKO 先生

    名古屋医健スポーツ専門学校 スポーツ科学科 教員
    フィットネスインストラクター
    運動健康指導士

  • 和田 加成子 先生

    和田 加成子 先生

    京都医健専門学校 スポーツ科学科 教員
    スタジオダンスインストラクター
    JAFA GFI エグザミナー

2019年10月時点の取材内容にて掲載

IKEN × スポーツインストラクター ダイジェスト版MOVIE

SPORTS

スポーツや運動の楽しさ、健康でいることの素晴らしさを伝える、
それがインストラクターの魅力

YUKIKO先生

本日は医健を卒業し、スポーツインストラクターとして各方面で活躍する卒業生にお集まりいただきました。皆さんに、「医健での経験とインストラクターの魅力」について語っていただきたいと思います。まずは、現在どのように活動し、どのような思いをもってお客様と接しているのか、伺っていきます。

日吉

フリーのインストラクターとして、スポーツクラブなどでエアロビクスやヨガのレッスンを担当したり、保育園の体操教室で子どもたちに体操を教えたり、地域のデイサービスで高齢者向けの運動レクリエーションを行ったりと、幅広い年齢層の方と接しています。一人でも多くの人に、運動を通して元気になってもらいたいという思いをこめて、一生懸命活動しています。

赤間

2013年に株式会社THINKフィットネスに入社し、ジムトレーナーを経て2016年より店舗責任者となりました。現在は、ジムトレーナーの仕事に加え、スタッフの労務管理、集客のための企画立案、マシンの管理などのマネジメント業務を行っています。社会に出て8年目になりますが、お客様はもちろん、スタッフや自分の家族にも健康の大切さを伝えたいという気持ちは、入社した時から変わっていません。

福井

神戸のスポーツスタジオで、女性限定のキックボクササイズのインストラクターをしています。レッスンを通して運動の楽しさを伝えたりダイエット成功で結果が出たりすることで感動を与えたいという気持ちで日々指導しています。また、キックボクササイズに加え、個別でトレーニングの指導も行っています。

田中

株式会社コパンに就職し、今年で入社3年目になります。スタジオレッスン、プールレッスンが多く、スタジオではエアロビクスやクラブオリジナルのトレーニング、プールではアクアビクスや子どもの水泳指導を行っています。日吉さんと同様、幅広い年齢の方を対象に、皆さんに楽しく通っていただきながら、健康を維持してほしいという気持ちで働いています。

和田先生

皆さんそれぞれ、熱い思いを抱いて仕事と向き合っていらっしゃいますね。皆さんが、全身全霊をかけて取り組んでいる今の仕事をめざそうと思ったきっかけを教えていただけますか?

赤間

人前で体を動かしたり、人に喜んでもらったりすることが好きでしたので、健康・運動業界で働こうと思ったことがきっかけです。仙台医健でプロのインストラクターやトレーナーの方々から刺激を受け、ますますその思いが強くなり、今の会社に入社しました。入社後は「より多くの人に足を運んでもらうためにはどうしたらいいか」などを考えながら主体的に仕事に取り組んでいたところ、現在では、店舗責任者を任されるようになり、身が引き締まる思いで働いています。

福井

私は、小学生の頃から9年間空手を習っていて、自分の特技である格闘技を活かした仕事に就きたいと思っていました。京都医健に入学してスポーツの専門知識を学びながら将来の働き方を模索していたところ、求人票でキックボクササイズを取り入れている今の会社に出会いました。直感的に「ここなら自分の特技を活かせる!」と思い、就職を決めました。

田中

小さい頃から体を動かすことが好きで、小学校低学年の時にキッズビクス(子ども向けのエアロビクス)を習っていました。それがきっかけで将来はスポーツ関係の仕事に就きたいと思い名古屋医健に入学し、スポーツイントラクターコースの授業でYUKIKO先生の講習を受けたのですが、その時のスタジオレッスンがとても楽しく、自分もこんな風に働きたい!と思ったことが、今の仕事を目指したきっかけです。

赤間さん

日吉

私も皆さんと同じように、幼い頃から体を動かすことや人と接することが好きで、将来は、「運動を通じて周りの人たちを笑顔にしたい」という気持ちをずっと抱いていました。福岡医健に入学し、最初に受けたエアロビクスの授業に衝撃を受けました。先生の指導力はもちろん、周りをひきつける力や皆をやる気にさせる空気感にほれこみ、「私もエアロビクスのインストラクターになる!」と決めました。今思うと、運命的な出会いだったと思います。

来てくださるお客様への感謝を忘れず誠心誠意の姿勢で

和田先生

皆さん、ご自身の好きなこと、やりたいことを見つけ、スポーツを通して多くの人の役に立っているのですね。私も新人の頃、「自分の好きなことをたくさんの人に伝えたい」と強く思っていたことを思い出しました。「好き」を仕事にした皆さんが、お客様と関わるうえで大切にしていることは何ですか?

田中さん

田中

お客様に対する感謝の気持ちを忘れず、必ずお客様の目を見て笑顔で挨拶することと次のレッスンにつながるようなお声がけを大切にしています。

日吉

お客様は、わざわざ足を運んでレッスンに来てくださっています。それに対する“恩”を、楽しく充実したレッスンを行うことで返したいと思っています。そして、「来てよかった」と思っていただければ本望ですね。一人ひとりの動きに気を配り、場合に応じて、その方に合わせたアドバイスをさせていただいています。毎日楽しく仕事をさせてもらっているので、この楽しさがお客様にも伝わり全員で楽しい時間を共にできるように意識してレッスンをしています。

赤間

私は緊張すると、体がカチカチに固まってしまいまして…。私自身がリラックスし、お客様第一主義で接するようにしています。多くのお客様を同時に応対する時は、機械的な対応にならない様に一人ひとりのお客様に目をくばり、どんな時でも誠心誠意、心をこめて接しています。

福井

お客様は、私たちスタッフに対し、無意識のうちに承認欲求を抱いていることが多いと店長から学びました。レッスンが終わった後は、フロントに立って一人ひとりの方に「頑張っていましたね」「やせましたね」などと声をかけるようにしています。お客様も、私たちスタッフに認められたことで「また来よう」と思ってくださると思います。また、私は、フロントの時とレッスンの時のイメージのギャップを大切にしています。フロントにいる時は「やさしく笑顔で」、レッスンの時は「はじけて、かっこよく」をポリシーとして、メリハリの効いた対応で、お客様と向き合うよう心がけています。

和田先生

素敵なお話をありがとうございます。皆さんの、「たくさんの人を元気に、健康にしたい」という気持ちがひしひし伝わってきました。

YUKIKO先生

本当にそうですね。そんなお客様をとても大切にしている皆さん、お客様の関わりの中で、気づきをいただいたり、「もっと頑張ろう」と思えるようなエピソードを教えてください。

日吉

私はフリーのインストラクターになる前に5年間スポーツクラブで働いていました。長く勤務したのでお客様との距離が近く、頑張ってレッスンすると褒めていただけますし、レッスンが思うようにできなかった時でも愛のある言葉をいただけるのが、とても励みになりました。現在はフリーインストラクターとして、それぞれの仕事先で、「今日のレッスンを楽しみに来ました」「元気をもらえます」「ありがとうございます」などの言葉をたくさんいただきます。そのたびに、仕事の喜びを感じています。

赤間

ジムトレーナーになって間もない頃に、「消防士の試験に合格するために、体を鍛えたい」と入会された学生のお客様がいらっしゃいました。その方の熱い気持ちに応えてあげたくて、来館されるたびに「調子はいかがですか?」と声をかけたり、トレーニング経過を聞いたりしていました。その方が無事合格され、その半年後に、私あてにお礼の手紙をわざわざ届けてくださりました。本当に嬉しく、自分に自信がもてました。

福井

筋トレのグループレッスンを担当していて、レッスンが終わったあとに、フロントで1人の会員様から、「呼吸の仕方を教えてください。他のトレーナーさんは教えてくれましたよ」と言われてはっとしました。その時お客様のご要望に応えられるレッスンをしていかないと、満足してもらえないと気づいたのです。その後、意識して接するようにすると、その方からお褒めの言葉をいただき、レッスンの予約も入れてもらえるようになりました。よい経験をさせてもらったと思います。

日吉さん

田中

お子様に水泳の指導をしているとき、人見知りで、なかなかレッスンに参加できない3歳のお子様がおられました。最初は私もそのお子様から、「あの人、誰?」と警戒されていたのですが、話しかけたりしているうちに、心を開いてくれるようになりました。その後、担当クラスが変わり、そのお子様と会う機会はなくなってしまったのですが、久しぶりにそのお子様のレッスンをのぞいたら、積極的に参加し、自分で潜ることができるようになっていて驚きました!お母様から、「あの時コーチがいろいろ話しかけてくれたおかげです」と声をかけていただけて嬉しかったですし、子どもの成長ってすごいなと感動しました。

医健での経験が将来の仕事の源に実体験がすべてにつながる

YUKIKO先生

素晴らしいエピソードの数々ですね。皆さんのお話を聞いていると、私たちは、お客様からたくさん「ありがとう」と言ってもらえる仕事についていることを実感します。いただく言葉はいいことばかりではないので、落ち込むこともあるとは思いますが、それも含め、自分自身が成長できる仕事なのだと思います。

和田先生

スポーツを教えるプロとして、立派に成長された皆さんの活躍の根幹ともいえるのが、医健での学びだと思います。在学中の学びが今につながっていると思うことはありますか?

赤間

卒業制作のときに、「テニスのラケットスピードが打球に及ぼす影響」というテーマの論文に取り組みました。その際、講師の先生から、データの書き方など細やかにご指導いただきながら何度も修正を重ね、精度の高い論文に仕上げることができました。「精度を上げる」ということは、お客様に対しても必要不可欠です。現在、トレーナーとマネジメントの両方を行う立場となり、日々あの時を思い出しながら精度を上げる工夫を施しています。

福井さん

福井

医健のインストラクターコースで学んだことすべてが、今の仕事に役立っています。卒業制作で、外部での指導現場に足を運び、実際のレッスンを提供する体験をさせていただきました。初対面の方々にレッスンを提供する機会は初めてで緊張しましたが、基礎から実践まできめ細やかに教えていただき、本当にいい経験になったと思っています。

田中

実際に現場で働いたことのあるYUKIKO先生にご指導いただいたおかげで、入社して早い段階でスタジオレッスンを担当させていただけたことが嬉しかったです。また「実際に就職してみると自分が思い描いていたイメージとのギャップがあるよ」と教えていただきましたが、確かにそうでした。たくさんエアロビクスのレッスンをしたいけれど、それ以外の業務もあり、ジレンマを感じることもあります。しかし、さまざまな業務をすることで、自分自身の可能性を広げられると思い、楽しみながら取り組むようにしています。

日吉

医健で学んだことで最も心に残っているのは、インストラクター合宿です。2泊3日の短い期間で、エアロビクスのオーディション、個人や全体での練習、本番の披露というハードなプログラムでしたが、1分1秒が大事で、動きや気持ちを伝える難しさ、曲選びの大切さなど、本当にたくさんの学びを得ることができました。全員で頑張った達成感は、今でも忘れられません。あの時の経験が、今の忍耐力、精神力の源になっていると思います。

可能性は無限大「ありがとう」の言葉を胸に成長を続ける

和田先生

私たちの仕事は、「これくらいでいいや」ではダメで、1歩、2歩先まで完成度を上げて、初めてお客様に喜んでもらえる仕事ですよね。学生のうちに、このような経験をたくさんしてほしいと思います。

YUKIKO先生

そうですね。学生のうちからいろいろなことにチャレンジして、失敗したら、どうやったらできるようになるかを考える。その経験を重ねることで、現場に出た時により一層成長できますよね。最後に、皆さんの今後の目標や、チャレンジしたいことを教えてください。

田中

スポーツインストラクターは、自分でいうのもなんですが、とてもかっこいい職業だと思っています。せっかく自分の「好き」を職業にできたのですから、まずは自分ができることを増やしていきながら、今後は、ZUMBAやRITMOSなど新しい資格取得にチャレンジしていきたいですね。

福井

私は人見知りな性格で、就職が決まった時、高校の先生に「インストラクターになります」と報告したら、「お前がやるの?絶対できないよ」って言われたんです(笑)。でも、ボクササイズに出会えて、お客様にレッスンを提供することの楽しさを知り、自分自身がとても成長できたと感じています。よりたくさんの皆さんに健康を手に入れる喜びを広めていきたいと思います。「楽しいレッスンだった」と思ってもらえるよう、頑張っていきたいです。

赤間

実家が石巻市ですが、少子高齢化が進み、人口も減ってきておりスポーツクラブもあまりありません。そのせいか、健康産業に関心を持つ方が少ないですし、スポーツクラブで体を動かすこと自体も認知度が低いように感じます。今後は、これまでの経験を活かし、「スポーツを通して健康になること」の認知度を少しずつ上げていきたいと思っています。

日吉

今は、目の前の仕事一つひとつに全力投球し、それらを積み重ねていきたいと思います。スポーツクラブには幅広い世代の方がいらっしゃいます。指導力を磨くだけでなく、一人ひとりの方に合ったお声かけやトーク力、楽しみながらマイペースに頑張っていただける環境づくりができるよう、知識や経験をさらに積みながら勉強し続けていきたいです。

和田先生

私たちの仕事に、ゴールはないですよね。可能性は無限大です。健康産業は、たくさんの人に貢献し、幸せになれるお手伝いができます。それを全面に打ち出し、いろいろな人を巻き込みながら、WIN-WINの関係を作って成長していきましょう。

YUKIKO先生

たくさんの人と出会い、レッスンを通して楽しさを提供し、「ありがとう」と言われるのが私たちの仕事です。出会った人たちに、健康になれるきっかけや自信を与えることができる素晴らしい仕事ですよね。これからも胸を張って、向上心を持ちながら頑張っていきましょう。今日はありがとうございました。

MOVIE

  • Ch.1:どのような仕事をしていますか?

    【Ch.1】

    どのような仕事をしていますか?

  • Ch.2:今の仕事を選んだ理由は?

    【Ch.2】

    今の仕事を選んだ理由は?

  • Ch.3:今の職場に決めた理由は?

    【Ch.3】

    今の職場に決めた理由は?

  • Ch.4:お客様とのエピソード

    【Ch.4】

    お客様とのエピソード

  • Ch.5:今につながる在学中の学び

    【Ch.5】

    今につながる在学中の学び

  • Ch.6:インストラクターの仕事とは?

    【Ch.6】

    インストラクターの仕事とは?

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