食分野

有名パティシエコンテスト5選を解説!難易度・賞金・将来性は?


「パティシエの有名なコンテストは?」「簡単なお菓子しか作れなくても、目指せる?」と考えていませんか。受賞後の働き方や将来性も気になりますよね。本記事では、海外や日本の有名なパティシエコンテストの特徴や難易度を紹介します。繊細な技術を使って人々を感動させるパティシエに憧れている人は、ぜひご覧ください。

パティシエのコンテストとは?

パティシエのコンテストには、日本国内と世界の大会があります。コンテストの主な出場形式は、個人やペア、3名のチーム制です。海外のコンテストでは、国内予選の優勝者からチームを結成する場合もあります。予選に50か国以上が参加したり、アジア諸国を対象にしていたり、コンテストの開催規模はさまざまです。コンテストで作るお菓子は、チョコレート・氷細工・アメ細工・マジパン・ホールケーキ・氷菓など。数種類のお菓子を2日間かけて作る大会もあれば、制限時間の2時間30分以内にデコレーションケーキを仕上げるコンテストもあり、コンテストの内容や作業期間はさまざまです。評価のポイントは、味・見た目・作業性です。味は、香りや食感もチェックします。見た目は、完成度や技術の難易度、テーブルへの飾り付け、テーマに沿っているかなど芸術性の高さをみる項目です。「クリスマス」がテーマのコンテストや「気候変動」という難しい内容もあります。作業性は、衛生面・チームワーク・技法などが評価項目です。

パティシエコンテストに出場するには?

パティシエコンテストに出場する手順の解説と、技術を身につける方法を紹介します。

パティシエコンテストに出場する方法:参加条件

パティシエのコンテストに出場するには、各都道府県の洋菓子協会に所属しましょう。コンテストは、会員を対象に募集されます。多くの洋菓子店は協会に所属していますが、プロ・アマを問わず個人でも入会が可能です。コンテストは、希望者全員が出られるわけではありません。各都道府県の洋菓子協会から出場できる人数には、制限があります。例えば、全国洋菓子技術コンテスト大会では、各都道府県の洋菓子協会の会員100名につき1名しか出場できません。応募者が多いときは、書類審査を行います。また、コンテストに出場するには、職場のサポートも重要です。作業場を貸してくれるうえ、アドバイスをくれるお店もあります。海外のコンテストは、日本国内の予選に優勝すると出場できる流れです。ただ、『クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー』のように、各大陸の予選を勝ち抜いた約20か国しか参加できない難易度の高い大会もあります。国内には、製菓学校の生徒が参加できるコンテストもあります。

パティシエコンテストに出場する方法:技術を身につける

「興味はあるけど、コンテストに出られる実力がない」と思っていませんか。仙台医健・スポーツ専門学校のパティシエ&ショコラティエコースなら、3年間かけて基礎から学べます。仙台医健・スポーツ専門学校の実習時間は、東北地方トップクラスです。入学前に、難しい技術を必要とするケーキが作れなくても心配はいりません。製菓実習は、定番のケーキ作りから始まり、ショートケーキなどの生菓子、マドレーヌやフィナンシェといった焼き菓子を作れるカリキュラムです。アメ細工やマジパン細工など、コンテストの課題にもある工芸菓子の技術も習得します。ラッピングの授業やショップ演習もあるため、接客や販売の知識も身につけられるでしょう。仙台医健・スポーツ専門学校の講師は、コンテストの優勝や入賞経験が豊富なプロです。コンテストの審査員を務めている先生もいます。実際、宮城県洋菓子協会会長を審査員に迎えた学内コンテストでは、制限時間内に作ったアメ細工やホールケーキに高評価のコメントをいただきました。プロの講師から習得した技術の高さが、うかがえますね。在学中にはホテルやパティスリーとの商品開発に取り組みます。もしかしたら、あなたの考えた作品が有名店で販売されるかもしれません。コンテストでも重要な「食品衛生」や「栄養学」の授業もあります。野菜のお菓子やアレルギーに対応したスイーツだけでなく、食材づくりまで行えるのは、農業テクノロジー科もある仙台医健・スポーツ専門学校ならではのカリキュラムといえるでしょう。
就職のサポートも魅力です。担任の先生とキャリアセンターのスタッフが、手厚く支援してくれます。履歴書の書き方やマナーを学べますし、模擬面接も行ってくれるので、就職活動がスムーズです。また、希望するホテルや店舗のインターンシップ(=現場実習)に参加できます。2〜4週間の実習期間中に仕事のイメージがわき、自分にあった職場をみつけられるでしょう。憧れのお店で働けるチャンスをつかめるかもしれません。パティシエを目指したいと思ったら、3年間かけて基礎からケーキ作りを学べて、東北地方トップクラスの実習時間をほこる仙台医健・スポーツ専門学校のパティシエ・ショコラティエコースをチェックしてみましょう。
https://www.sendai-iken.ac.jp/culinary/course/patissier_chocolatier/

パティシエコンテストの種類と歴史


国内や世界で開催されている、有名なパティシエコンテストの歴史を紹介します。西日本洋菓子コンテストは、昭和33年に始まりました。大阪府洋菓子コンテストは、2022年11月に第56回を迎えた歴史ある大会です。どちらも毎年開催されています。全国洋菓子技術コンテスト大会は、今から約40年前の1982年に連合会の創立30周年を記念して開催されました。以降、5年ごとに行われています。クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーは、フランス国家最優秀職人章の称号を持つガブリエル・パイアソンさんとチョコレートメーカーのヴァローナ社が1989年に設立しました。ワールド・ペストリー・チーム・チャンピオンシップは、2002年に始まった新しい大会です。

コンテスト名 特徴
ジャパンケーキショー 毎年開催
ショコラ、シュークリーム、生菓子、デコレーションケーキ、アイスクリーム、和菓子など計1,500点以上の出品作品からそれぞれ表彰される
全国洋菓子技術コンテスト大会 5年に1回開催
2時間30分以内にデコレーションケーキを仕上げる
農林水産大臣賞や連合会会長賞などが授与される
西日本洋菓子コンテスト 毎年開催
洋菓子職人の技術と創造性を競う
西日本各地から500点以上の作品が出品
クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー 2年に1回、フランス開催
世界を代表するパティシエが審査する最高峰のコンテスト
50か国以上の予選を勝ち抜いた約20か国が参加
ワールド・ペストリー・チーム・チャンピオンシップ アメリカ開催
世界のトップパティシエが注目するコンテスト
2012年、2010年は日本が優勝

西日本洋菓子コンテストは、洋菓子職人の登竜門といわれており、学生が参加できるマジパン細工もあります。各部門1位の賞金額は、5万〜7万円です。全国洋菓子技術コンテスト大会では、2時間30分という制限時間内にデコレーションケーキを仕上げます。農林水産大臣賞や連合会会長賞といった賞が授与される大会です。大阪府洋菓子コンテストは、毎年11月頃に開催されています。クリスマスをテーマにした、学生も参加できる大会です。
世界で行われる代表的なコンテストも2つ紹介します。2年に一度、フランスで開催されるクープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーは、50か国以上の予選を勝ち抜いた約20か国しか参加できません。アメ細工やチョコレート、氷彫刻の部門があり、2023年からフローズン・ロリポップという氷菓が追加されています。2023年は鈴鹿成年さん・髙橋萌さん・柴田勇作さんの日本チームが優勝しました。3人の経歴は、マーケティング部所属や副料理長、エグゼクティブシェフパティシエです。ほかの大会でも、優勝や入賞歴があります。パティシエは、世界でも活躍できる将来性のある職業といえるでしょう。ワールド・ペストリー・チーム・チャンピオンシップは、アメリカで開催されるコンテストです。アメ細工・チョコレート細工・味覚の担当者にわかれて作品を作ります。2012年と2010年は、日本チームが優勝しました。受賞者には、バームクーヘンが人気なクラブハリエの代表・グランシェフの山本隆夫さんやラボラトリーシェフの妹尾徹也さんがいます。賞金額を公表している大会はあまりありませんが、アジア地域を対象に行うトップ・オブ・パティシエ・イン・アジア2013の日本予選では、優勝賞金が60万円でした。獲得した賞金は、さらなる技術習得や開業準備の費用にあてられるでしょう。

パティシエのコンテスト優勝者の将来性

パティシエのコンテストに優勝した方々は、経験や功績を活かし、その後どのように活躍されているのでしょうか?

  • 有名なお店で働いている
  • ほかのコンテストでも優勝している
  • 開業している
  • パティシエ講師をしている

コンテストに優勝した経験は高く評価され、有名なお店で働くことができたり、技術や経験を活かし、ほかのコンテストでも優勝したりしています。有名なお店で働くことによって、これまで出会ってきたパティシエとは異なる技術やノウハウを持っているパティシエから学びを得られるだけでなく、自身の経歴をアップデートすることにも繋がります。そして、優勝経験は新たな挑戦を始めるきっかけになります。成功体験が自信になり、「夢だった独立、開業を実現させたい」「技術や経験を活かし、講師として夢を追いかけている人の役に立ちたい」と新たな道を開いていく方もいます。
優勝者に限らず、コンテストに参加する意欲や、本番を迎えるまでの並々ならぬ努力、緊張する中で自身の力を最大限発揮するスキルと精神力は、今後の糧となる貴重な経験となるはずです。

仙台医健・スポーツ専門学校も、「パティシエになりたい」「パティシエになって〇〇がしたい」「コンテストに出たい」など、夢や目標を掲げ、実現に向けて努力できる学生の方をサポートします。

パティシエを目指すなら、オープンキャンパスに参加しよう!

パティシエを目指すうえで、専門学校選びも夢に近づくための大事な要素です。仙台医健・スポーツ専門学校には、コンテストの出場経験が豊富であり、審査員を務めている先生もいます。また、開業サポートが充実しているのも魅力です。HPの作成やSNSの活用を学べるWEBデザインやショップマネジメントの授業を受けられます。SNSからケーキの注文を受けるパティスリーもあるので、WEBの知識は開業の強みになるでしょう。オープンキャンパスは、パンフレットだけでは伝わらない充実した設備の見学や、おいしくて楽しい体験授業を受けられるチャンスです。仙台医健・スポーツ専門学校は、仙台駅から徒歩約7分にあります。高校2年生を中心に、新幹線や高速バスなどの交通費のサポートもあり、遠方から見学に来る人にはうれしい特典です。第一線で活躍するプロから学べて、ホテルや店舗のインターンシップも行える仙台医健・スポーツ専門学校のオープンキャンパスに、ぜひ参加してみましょう。
https://www.sendai-iken.ac.jp/event/culinary_index.html

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