料理が好きで、美味しい料理をお客様に提供して喜んでもらえることに憧れている人も多いでしょう。
「料理人を目指したいけど、料理人のなり方がわからない」
「調理師と何が違うの?」
「資格がないと料理人になれないのか」
この記事では、料理人の仕事内容・必要な資格・料理人のなりかたなどをまとめました。
料理人になりたい方はぜひ参考にしてみてください。
記事の概要
料理人とは?仕事内容を解説
料理人とは、料理を作ることを専門としていて、料理を仕事とする人のことを指します。
働く場所として挙げられるのは、レストラン・居酒屋・ホテル・結婚式場などがあります。
具体的な業務内容としては、以下のような仕事があります。
順番に解説していきます。
- 食材の仕入れ・選別
- 料理の調理
- メニュー開発
それぞれ具体的に説明していきます。
食材の仕入れ・選別
料理人が市場に足を運び、直接食材を見て、選別をして仕入れるときもあります。どのような食材なら料理に活かせるかを考えながら、仕入れをおこないます。
料理の調理
仕入れをした材料を使用し、調理をしていきます。料理方法はお店のコンセプトによって変わってきます。調理時はレシピがあることが多いので、レシピの材料と手順を確認しながら、スピーディにお客様へ提供ができるように調理していきます。
メニュー開発
食材には旬があるため、新メニュー開発や既存メニューのリニューアルが定期的に必要です。
新しいメニューや季節に応じたメニューがあれば、お客様も飽きを感じにくく、お店に何度も足を運んでもらえる可能性も高くなります。
メニューを考えるには、料理や食材の知識はもちろん、創造力や企画力なども必要です。
材料費・味・料理の見た目などのバランスも考えてメニュー開発をしましょう。
料理人の名称ごとの違い
料理人の名称で、いくつかわかりにくい名称があるので表にして紹介していきます。
名称 | 特徴 | 備考 |
---|---|---|
調理師 | 資格を持つ料理人 | 調理師免許が必須 |
シェフ | 料理長 | 最高責任者 |
コック | 料理人 | 料理をする人全員 |
板前 | 日本料理 | 日本料理を提供する料理人 |
調理師は資格を持つ料理人のことで調理師免許が必須です。
シェフとコックを混同して認識している人も多いですが、明確に違いがあるので気を付けましょう。シェフは「料理長」のことを指しており、最高責任者です。
「板前」も「寿司屋の職人」のイメージが強いかもしれませんが、日本料理を提供する料理人のことを指します。
料理人に必要な資格は?
料理人に必須の資格は実はありません。しかし調理師免許があることで今後の可能性が広がることもあります。
調理師免許の試験概要について紹介していきます。
試験科目は「公衆衛生学、食品学、栄養学、食品衛生学、調理理論、食文化概論」
出題数・出題形式は全60問、マークシートによる四肢択一方式です。
試験は筆記試験のみで、実技試験はありません。
合否判定基準は、全科目の合計得点が満点の60%以上です。ただし、6科目中1科目でも得点が、その科目の平均点を著しく下回る場合は不合格になる可能性があります。
受験資格は【1】学歴かつ【2】職歴(調理師法施行規則第4条に定める施設で
2年以上調理業務に従事した者)の条件を満たしている必要があります。
従事期間については、調理業務従事証明書の証明日現在で2年以上が必要です。
未経験でいきなり調理師免許を取得することはできないので、まずは実務経験を積みましょう。ただし、専門学校に通学すると卒業と同時に調理師免許を取得できることもあります。
料理人に必要なスキル
料理人になるにはどのようなスキルが必要なのでしょうか。下記5つが挙げられます。
- 料理の専門知識
- 料理の腕
- コミュニケーション能力
- 体力
- 語学力
それぞれ解説をしていきます。
料理の専門知識
料理人にとって料理の専門知識は必須です。
専門知識なしで、美味しい料理を作ることはできません。
例えば、素材の選び方も料理や調理法によって変わります。
素材の知識がないと、せっかくの素材を活かすことはできないでしょう。
他にも素材の切り方や火の入れ方を知っているだけでも、調理のバリエーションが増えてさまざまな可能性が生まれます。
料理の腕
専門知識も大切ですが、料理の腕も大切です。
切り方や火の入れ方なども知識として持っているだけではなく、実践する必要があります。
料理の腕は味に直接影響するため、多くの経験や知識を蓄えたうえで磨く必要があります。
コミュニケーション能力
料理人はコミュニケーションを必要とするイメージがない方もいらっしゃいますが、実は料理人にもコミュニケーション能力は必要です。
お客様に直接料理の説明をする機会や、お客様から喜びの声をいただく機会もあります。
また近年ではお客様の目の前で調理をしつつ、コミュニケーションを取るお店も少なくありません。
料理は時間やタイミングで成功が左右されるため、料理人は厨房内での連携やホールスタッフとの連携も非常に重要です。
体力
料理人は立ち仕事が中心の職業です。
またその中で、たくさんの食材を運んだり重い鍋を振ったりするため、体力をつけることは必須です。
語学力
語学力は必須ではありませんが、あった方が料理人として将来が広がります。
たとえば外国籍の方がよく訪れる土地の店舗では、お客様から英語で声をかけられる機会も多く、料理の説明を求められることもあります。
自身の料理をよりたくさんの人に楽しんでもらうことができれば、将来的には海外で仕事をすることも視野に入れられます。
語学を学ぶには様々な選択肢がありますが、調理師として活躍することを意識すると、調理の専門学校に行きながら語学を学ぶことがおすすめです。
そのなかでも、特におすすめは仙台医健・スポーツ専門学校です。仙台医健・スポーツ専門学校では「海外実学研修」があります。
語学を学ぶこともでき、調理師として世界トップクラスのサービスや技術を現地で学べます。
具体的には、スイス・フランス・イタリアへ留学して、現地のシェフから調理を実際に教えてもらうことや、有名レストランの厨房を見学することが可能です。
料理を通じて世界の広さや景色を確認することができます。
料理人のなりかた
資格はなくても料理人になることができますが、具体的にどのような道があるのでしょうか。下記3つを紹介していきます。
専門学校
専門学校では料理人に特化した知識と技術を現場のプロから学べます。機材などの環境が整っています。また、現役のプロから直接学べる機会が豊富にあります。
大学と比べて実技の授業が多いため、知識だけでなく技術も身につけることができます。就職の相談や開業サポートまで手厚く専門学校がしてくれます。
中でも、仙台医健・スポーツ専門学校では、料理のトッププロから指導を受けられます。また、産学連携によって、在学中から企業と一緒に売れる商品づくりを学べます。
こちらから資料請求が可能です。
学校パンフレット|入学案内|仙台医健・スポーツ専門学校
また、和・洋・中の調理が体験できるオープンキャンパスも開催しています。
オープンキャンパス・体験入学|仙台医健・スポーツ専門学校
大学
大学で料理人になるための学部としては専門的な学部は少ないです。栄養学部などの学部に通学することになります。専門学校と比較すると知識の習得がメインになることが多いため、実技の経験を積む機会が少ないです。
また大学は基本4年制なので、専門学校よりも学費が高く負担が大きくなります。
独学
独学でも料理人にはなれますが、未経験から料理人を目指すことは難易度が高いです。
経験がある人と比較すると下積み期間が長くなったり、給与・待遇面が経験者(専門学校卒)と差がついたりします。
まずは、お皿洗いからスタートすることもあり、なかなか調理の実践を積ませてもらえないこともあります。
即戦力としてすぐに活躍したい場合は専門学校で実践を学ぶことが良いでしょう。
料理人に向いている人の特徴
料理人になるには、どのような人が向いているのでしょうか。向いている人の特徴として下記3つが挙げられます。
- 素直な人
- 料理が好きな人
- 人を喜ばせるのが好きな人
一つずつ特徴を解説していきます。
素直な人
修行をしていくなかで、指導を受けることも多いでしょう。
指導をうけたときに素直に受け入れることができる人は成長スピードが早いです。
自分の失敗を認めて、次に活かし、試行錯誤をしていくことで料理の腕が上がります。
料理が好きな人
料理が好きな人は、料理への探求心や好奇心を人よりも持っているため料理人に向いています。
いろんなお店や場所へ足を運んでさまざまな料理を食べ、実際に自分でも作ってみたり、ジャンルの違う料理に調理技術を活かしてみるなど、ご自身で料理を楽しめる人はお客様を楽しませることもできるでしょう。
さまざまな経験を料理に転換して、試行錯誤をしていくことで、料理の腕もどんどん上がっていくでしょう。
人を喜ばせるのが好きな人
自分のために頑張れる人はもちろん、お客様に美味しいといって喜んでもらいたい気持ちが強い人も料理人に向いています。
また、お客様の立場で考えることで新しいアイデアやお客様のニーズも発見しやすくなります。
家族や友人に自身の料理を振舞って、「美味しい」と言われて嬉しかったなんて経験がある人は料理人に向いているでしょう。
料理人の主な求人・就職先
料理人になったら、どのような場所で就業ができるのでしょうか。料理人としての就職先は下記5つ挙げられます。
- 飲食店
- ホテル
- 病院
- 給食センター
- 保育園・幼稚園
病院給食センター保育園・幼稚園は、調理師免許が必要な就業先もあるので、募集要項の募集要件をよく確認しましょう。
特に給食センターの正社員の場合は調理師免許または、栄養士の資格が必要になることがほとんどです。調理師免許を取得しておくことで就職先の選択肢が広がります。
料理人の平均年収はいくら
転職サイトの「求人ボックス」によると料理人の年収は正社員で平均396万円です。
引用:求人ボックス給料ナビ「料理人の仕事の年収・時給・給料」
料理人は独立を目指すこともできる職業ですので、今後独立をすることで高年収を目指せる可能性もあります。
料理人として経験を積むと独立開業も目指せます。独立開業をすることで自分の理想のお店を作ることができます。
ただし、独立開業をするには必要なことが沢山あります。
開業資金を貯めていくことはもちろんですが、他にも競合調査・物件選び・メニュー開発、従業員の育成・採用なども必要です。
まずは様々なお店で働き、知識と実践を得て実績を積んでいき、独立開業を目指していきましょう。
料理人のやりがい
料理人は立ち仕事が多く大変な職業ですが、やりがいも多くあります。そのなかでも、料理人としてのやりがいを3つ紹介します。
- 自分の料理で人を喜ばせられる
- 料理の腕を上げられる
- 新しい料理を作れる
それぞれ紹介をします。
自分の料理で人を喜ばせられる
世の中には、お客様から感謝を直接言われない仕事も多いです。一方で料理人は、自分が作った料理をお客様に「美味しかった」と言ってもらえる機会があります。
お客様の笑顔を見ることができることがやりがいになるでしょう。
試行錯誤して作ったメニューの注文をしてもらえると「メニュー開発をして良かった」と喜びを感じることもできます。
料理の腕を上げられる
最初は美味しく作れなかった料理があったとしても、修行をしていくことで美味しく作れる
ようになると成長を実感できます。
また、調理時間が長い料理をスピーディーに提供ができるようになれば、沢山の料理を作り、より多くのお客様に提供ができるようになります。お客様に喜んでいただける機会が増えるでしょう。
新しい料理を作れる
料理を作れるレパートリーが増えてお客様に提供できるメニューが増えると、お客様が喜んでくれる機会も増えます。
新しいメニューを「美味しい」と言ってもらえれば、料理を作って良かったと感じることができるでしょう。お客様の楽しみが増えることで自分の喜びも増えていきます。
料理人になるには専門学校がおすすめ
料理人になるには、まずは専門学校で専門技術や知識を学ぶことがおすすめです。
なぜなら大きく3つの理由があるからです。
- 現場で活躍しているプロから学ぶことができる
- 就職サポートをしてもらえる
- 製菓パンカフェなども幅広く学べる
仙台医健・スポーツ専門学校には、農業&創作料理専攻があります。
新時代のスキルを持つ料理人のスペシャリストが目指せます。
料理人に必要な技術や知識を幅広く学び、開業や経営に必要なマネジメントやITを活用したスキルを学びます。
仙台医健・スポーツ専門学校には、「農業&創作料理専攻」があります。3年間で料理からECサイト運営マネジメントまで、幅広い知識と技術を身につけることができます。
なお、調理師免許を取得したい場合には、「調理師科」で2年間学ぶことで卒業と同時に調理師免許を取得できます。
まとめ:料理人になって料理で笑顔を届けましょう
料理人はお客様に喜んでもらえる素晴らしいお仕事です。
今回の記事では、料理人の仕事内容・なり方・向いている人・就職先などを紹介しました。
料理人を目指す方は専門学校で専門的な知識と技術を学ぶことをおすすめします。
「仙台医健・スポーツ専門学校」のオープンキャンパスでは手打ち本格パスタや三ツ星シェフのスペシャルフレンチなどの授業を体験できます。
資料請求もオープンキャンパスも無料なので、ぜひご活用ください。
資料請求をご希望の場合は、学校パンフレット|入学案内|仙台医健・スポーツ専門学校からお問い合わせください。
オープンキャンパスを希望の場合は、オープンキャンパス・体験入学|仙台医健・スポーツ専門学校からお問い合わせください。
料理人になって、料理で笑顔を届けましょう。