こんにちは!理学療法科教員の古川です!
私は2019年まで青年海外協力隊としてキルギスという国で働いていました。
学校のブログを利用して理学療法士の国際協力に関してお伝えしております。
過去の内容は下の方にあります。是非、読んでみてください!
今回は題名の通り、キルギスの訪問リハビリと日本と違うクリスマスや年末に触れてみたいと思います。
訪問リハビリという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
日本の理学療法士は病院だけでなく、退院後の患者さんの家を訪ねご自宅でのリハビリテーションを行っています。
自宅でリハビリテーションを続けられることは患者さんにとって大切なことであり、そのための法律も整備されています。
私が活動していたキルギスでは患者さんがリハビリを受けるために入院できる期間は2週間ほどであり日本と比較すると非常に短いのが特徴です。(日本では数カ月~半年ほど訓練できる場合が多いです。)
キルギスには訪問リハビリの法律はありませんが、「退院後も自宅にリハビリに来て欲しい」というリクエスト多くあり、週3日ほど、ボランティアで患者さんの家を訪ねていました。
訪問リハビリの要望は子どもが多かったです。
関節を柔らかくする訓練や座る練習、立つ練習、麻痺した手を動かす練習、自主練習の指導などを行っていました。
少しでも出来ることが増えると本人にもご両親にも喜んでいただけます。
訪問リハビリの際には患者さんご家族がいつも晩御飯を用意してくださり、一緒にいただきます。
お客さんをおもてなしすることが現地の文化であり、いつもお腹いっぱいいただいていました。
そして、この時期には多くの家庭でクリスマスツリーが飾られます。
キルギスはイスラム教が中心の国で多くの家庭にイスラム教の経典が置かれていますが、ロシアの影響もありクリスマスツリーを飾ったりもします。
遊牧民の国ではありますが、シルクロードの中にあり色々な国の文化が存在していることがキルギスの興味深い点であると感じていました。
病院での忘年会の様子
リハビリ科の忘年会の様子
病院の中で大々的に忘年会を行うことも日本で働いていた時にないことであり、貴重な経験でした!
⇒【理学療法士の国際協力②】
⇒【理学療法士の国際協力①】
⇒【古川の自己紹介】