Bonjour!Comment ça va?
仙台医健・スポーツ専門学校「食分野」石川です。
食分野の新入生にとって初めての「フランス調理実習授業」が行われました。
テーマはフランス料理「Aiguillette de canard à l’orange 鴨胸肉のオレンジソース」です。
第一回目の授業では、学生たちにはまだ包丁を持たせず、私のデモンストレーション形式で行いました。
プロの技術を間近で見て学ぶことは、学生たちにとって強い刺激となり、
「調理技術基本を大切さ感じて欲しい」という意識を持つ大切な導入となります。
今回選んだ料理は、
実は2年次の最終回の実習で学生たちが自ら調理・盛り付けまでを行う“集大成”ともいえるメニューです。
つまり、最初の授業で最終目標の完成形を見せることで、
これからの学びの方向性や、自分たちが目指すべき姿を具体的にイメージできるようにしています。
実演中、学生たちは真剣な眼差しで手元を見つめ、メモを取りながら、料理の流れや細やかな技術に集中していました!
包丁の使い方、火の入れ方、オレンジソースの酸味と甘味のバランス、盛り付けの美しさ――
すべてに驚きと感動を持って受け止めてくれたように思います。
そして実演後には、学生たちによる試食の時間を設けました。
普段なかなか食べる機会の少ない鴨肉料理に、最初は少し緊張した面持ちの学生たちでしたが、
一口食べた瞬間に「美味しい!」という笑顔が広がりました。
「こんなに柔らかい鴨肉は初めて食べました」「オレンジソースが爽やかでお肉に合っていて驚きました
」など、
感想もさまざまで、料理を“味わうこと”を通して学べる大切さも伝えられたと感じています。
味覚は、調理師として欠かせない感性のひとつ。実習だけでなく、食べることもまた貴重な勉強の時間です。
「2年後、同じ味を自分の手で出せるようになりたい」と語る学生もおり、料理に対する目標意識が生まれた様子がうかがえました。
初めての授業で不安もあったかと思いますが、それ以上に期待や希望を持ってスタートが切れたことを、私として非常にうれしく感じています。
こ・れ・か・ら!
1年生は包丁の持ち方、衛生管理、食材の扱いなど、基礎から一つずつ学んでいきます。
毎回の授業が、将来につながる確かな一歩です。
「自分も同じように作れるようになりたい」と口にする学生も多く、
その意欲が教室全体に広がっていたのが印象的でした。
初めての授業で不安もあったかと思いますが、
それ以上に期待や希望を持ってスタートが切れたことを、非常にうれしく感じています。
2年後には、クラスの仲間全員が料理を自らの力で仕上げられるよう、
私たちスタッフが全力でサポートしてまいります。