皆さんこんにちは。
スポーツ科学科です。
アスレティックトレーナーコースでは、
競技現場で発生する怪我に対して対処できるように
救急処置を学んでいます。
11月19日のブログで、救急処置でアイシングを
行う際の氷の準備についてご紹介致しました。
今回は氷を入れる袋の準備について少々・・・。
救急処置としてアイシングを行う場合、
氷を入れる袋として布製やゴム製の
氷嚢(アイスバック)を使うことがありますが
最近は手軽に入手できるようになりました。
100円ショップなどでも見かけますね。
その他に、身近にあるビニール袋を
使用する場合もありますので
今回はその時のワンポイントを!
アイシングに適した氷の準備ができたら
痛めた部位を覆える量の氷を袋に入れます。
氷がごじゃごじゃっとしてますね
*今回は授業で使用している「氷もどき」で説明します
このまま怪我をした部位に当ててしまうと
氷の角が当たり痛みを感じたり
患部との間に隙間ができ
しっかりと冷却できなくなり、効果半減。
そのため、氷を平らに並べる一手間が大切になります
これにより、患部にぴったりと氷が密着し、
しっかりと冷却することができます。
「形だけのアイシング」にならないように
この作業が大事です
その後は、空気を抜き、口を結んでいきます。
*空気を抜く際、袋に口を当てて中の空気を吸うようにしますが
感染予防のため今回は省いています。
写真は少し空気の抜きが甘い状態ですが
袋の中で氷が移動しないようにできるだけ
氷と袋がぴったりしていることが理想です。
また、結び目が氷から離れていると
このぴったり感が得られませんので
氷の近くに結び目を作ることもポイントとなります。
ご家庭でアイシングを行う際に、是非一手間加えてみてください