こんにちは。理学療法科の古川です。
理学療法士は肩こり、腰痛、膝の痛みなどに対して、様々な対応を行いますが、今日はそのうちの一つとして靴の選び方を紹介します。
殆どの人々は毎日、立って歩いています。平均的な一日の歩数は人によりますが7000歩ぐらいと言われています。立って歩いているときに、地面と唯一接触をして土台となっている部分はどこでしょうか?これは想像しやすいですが足になります。
建物の土台が崩れると建物が傾くように、足にストレスが溜り崩れると、上にある膝や腰、肩といった部分が傾き、痛みなどを引き起こす原因になる可能性があります。
ですので、土台となる靴選びは大切です。
どのような靴が良いでしょうか?6つのポイントがあります。
①サイズの合った靴
ご自身の足の長さはご存じでしょうか?足の長さは体重をかけて測るのがポイントです。靴屋さんに行くと測定していただけますので、是非一度お願いしてみて下さい。
②紐靴である
足を靴の中である程度しっかり固定できていることが大切です。紐靴を選びましょう。
③靴の曲がる位置
靴を少し曲げてみましょう。足の指の位置で曲がればOKです。
④靴の硬さを確認
靴を少しねじってみましょう。90°の少し手前位までねじれる硬さが良いです。
⑤踵の硬さを確認
靴のかかと部とつまんでみましょう。ある程度硬く作られているのが良いです。
⑥つま先にストレスが無いか
つま先が絞り込まれていて違和感や痛みが無いかも確認が必要です。つま先が楽なものを選びましょう。
理学療法士は人の運動を診るスペシャリストです。歩いているときに土台となる足の骨や筋肉がどのように動いているか勉強をして、どのような靴が良いのか考えたりします。
もちろん、痛みの原因すべてが足というわけではありませんので、靴の選択もご参考の一つになれば幸いです。
かっこいい靴、キレイな靴を履くことも良い気分になりますが、日常使いの靴は足にあったものを使っても良いのかもしれません。
*こちらは過去の内容を再編してアップしております。